細密画 貴婦人 ロココスタイル ブローチ
貴婦人が描かれた細密画の ブローチ、フランス1860年頃のものです。19世紀中期から上流階級の間では18世紀のロココスタイルが再認識され大流行していました。 このブローチの貴婦人の髪型や衣装、周囲の彫金などは18世紀のロココスタイルのもので、19世紀に18世紀のロココへの情景のもとに制作されたことがわ かります。 ロココらしい優雅な曲線を用いたバランスの良いデザインのブローチです、また特にこのブローチをより魅力的にしているデザインは左端の円柱でしょう。面白 いアクセントになっています。
女性の髪が白いのは18世紀に上流階級の間では髪を白く見せる為に髪には小麦粉ががかけられていたからです。肌には白粉がかけられていたので桃色の頬がより強調されています。髪には花が飾られ、衣服も薄桃色です。
裏面。
オリジナルボックス入り、空色の布がブローチの金を綺麗に見せています。
当時の制作店の名が記されています。
オリジナルの持ち主もイニシャル入りのボックス。