ローマンモザイク ブローチ
着色をしたガラスを極小に カットし、絵に見立ててはめ込んだマイクロローマンモザイクのブローチです。細かなガラスは一つ一つが一ミリ以下の大きさのものが殆どで、このガラスを細 かくカットするだけでも大変だったことでしょう、職人の技が感じられるとても繊細な作品です。モチーフは豊穣を表す葡萄と鳩、ペールブルーの背景に若干ピ ンクがかった白のモザイクのコントラストが優しい印象で色合いが派手すぎないのも装いに取り入れやすいでしょう。
葡萄の枝に舞い降りたい鳩のモチーフ。
よく見ると鳩の部分のモザイクグラスは単一色ではなく、グラデーションで陰影が表現されています。まるでガラスで描かれた絵画のような繊細な色合いです。フレームの金細工も 非常に細かな仕事がされています。
周囲の縁取りのモザイクもよく見ると目が痛くなってくるほどの細かい仕事です。当時の職人が目を酷使しずぎて失明していたのもわかるほどの細かさです。
全体の形は丸みを帯びたフォルムです。
全体の形は丸みを帯びたフォルムです。
厚みのある作りです。
厚みのある作りです。
裏面。
2.7cm×3.2cmとそれほど大きくはない作りです。胸元に優しい雰囲気が添えられるようなモザイクブローチです。