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この可愛らしい作品は18世紀の愛の指輪です。
丸いベゼルに施された彫金には、隠された愛のメッセージが込められています。

まず、アルファベットのL(エル)、フランス語でエルは彼女(Elle)を意味します。
そしてLの横のハートは愛を意味するモチーフです。これはフランス語でMon c?ur est ? elle(私のハートは彼女のもの)という隠された愛のメッセージになるのです。

18世紀のセンチメンタルな感情を表したとても繊細なリングです。

このスタイルの指輪は愛の指輪として18世紀には比較的多く作られていましたが、実はもう一つの意味を持たされていました

それはイエス・キリストの愛を表したリングとしてです。
イエズス会の宣教師がキリスト教を広める時に、比較的安価に多く作られていたこの指輪を布教教に用いました。
Lの意味はLOVEになり、ハートはそのままキリストの愛のモチーフとして使わたのです。

18世紀当時の繊細な感情の表れと、歴史的な背景を同時に感じられる素敵な指輪です。

シャンクの横にもざっくりとした装飾が施されています。

反対側。

裏面。

シルバーの色合いが味わい深い素敵なリングです。