古代美術 古代ギリシャ紀元前4世紀 オールオリジナルリング ニケ
古代ギリシャ4世紀の大変希少な黄金のリング、広く大きく丸い独特なべゼルの形は典型的な古代ギリシャ4世紀の様式です。
とても軽く、とても薄い作りです、このような薄く軽い作りのリングはターラントの墳墓で発見されています。
このタイプのリングには表面に何も彫りこまれていない太陽神を表したと思われるタイプと、このように何かが彫り込まれている場合があります。
このリングにはガーラントを持った有翼の女神ニケが彫り込まれています。
埋葬時に墓の主の指に填められたリングなので、とても薄く軽い作りですが、通常の着用への耐久力はあります。金が薄いリングよりも厚みのあるリングの方がリングとしては高品質なのですが、このリングの場合は埋葬用という背景がしっかりしているので、金の薄さもまた面白い魅力だと思います。埋葬用のリングのニケには死の恐怖に打ち勝つような意味があったようです。
埋葬用に身につけられたリングなんて怖い、と思われる方もいらっしゃると思いますが、美と死は切っても切り離せない存在であることも、是非心を開いて感じながら作品に接して頂きたいと思います。
お値段は控えめなので、古代ギリシャの希少なリングを入手されたい方には最適なリングです。
アンティークレッスンも是非ご覧下さい。
後ほど動画を掲載致します。
金の表面には独特の方法で彫刻が施されています。
古代のリングは鑑定がとても難しいのですが、この彫り一つ一つがとても大切な確認ポイントになります。
埋葬用のリングですから大変薄い作りです。
反対側。
べゼル裏。
古代の希少なリングですから、サイズ変更は出来ません。