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1785年頃 両面細密画リング エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン Marie ?lisabeth-Louise Vig?e Le Brun 作?

1785年頃 両面細密画リング エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン Marie ?lisabeth-Louise Vig?e Le Brun 作?
絵を描いているこの女性は、18世紀で最も有名だった女流画家、Marie ?lisabeth-Louise Vig?e Le Brun(エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン)です。彼女の優雅で優しい筆致はマリーアントワネットをはじめ、多くの王侯貴族に愛され、彼らの肖像画を多く描いています。
ヴィジェ=ルブランは大きな絵画だけではなく、ミニアチュールも制作していました。
ミニアチュールとは、とても小さなサイズに描かれた絵のことです。品質の高いミニアチュールは、小さな絵にもかかわらず大きな絵画のような素晴らしいクオリティを持っています。

ミニアチュールリングの素晴らしさは、大きな絵画のような美しい絵を自分の指にはめて鑑賞して楽しめる事です。ですから、ミニアチュールに興味があって、いつか欲しいと思っている優雅な趣味の方は、鑑賞に耐えうるクオリティの高いミニアチュールを、深い満足を得る為に選ぶ事がとても大切です。
特にジュエリーとして仕立てられたミニアチュールからは優しさや暖かみを感じます、描かれた人物をいつも身近に感じたい、という想いが込められているからです。

今回ご紹介するミニアチュールリングは1785年頃の希少な作品です、そしてクオリティは、ミニアチュールの中でも最高位の素晴らしい出来映え、さらに驚くべき事に、なんと回転式リングに仕立てられており、両面に幼い子供の顔が描かれているのです!

、、、そして、このミニアチュールは、ヴィジェ=ルブランの作風にとっても良くにています、、、。サインはありませんが、ヴィジェ=ルブランはミニアチュールも制作していましたから、ヴィジェ=ルブラン作の可能性が高い作品です。こうして、彼女の絵と細密画のリングを同時に組み合わせても、細かな顔立ちの捉え方など、どこにも違和感がありません。
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大きさはこれくらいです。とても小さなサイズである事がわかって頂けると思います。ですが、そのサイズを圧倒的に超えた素晴らしい存在感を感じます。

このミニアチュールは身につけられる装飾品として仕立てられています。ジュエリーとして身につけて素敵に装う、というのはもちろんですが、それよりも鑑賞して楽しむ小さな芸術品としての性格の方が強いのです。
18世紀の貴族が愛する子供を思って作らせた、センチメンタルな小さな芸術装飾作品なのです。

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ミニアチュールの驚くべき繊細な筆致はいつまでも眺めていたくなるような魅力を持っています。

このミニアチュールを手にとって思う事は、このミニアチュールが1785年頃の作ですから、丁度フランス革命の頃です。
ミニアチュールを注文できたのはもちろん貴族階級ですし、これほどのクオリティ、しかもヴィジェ=ルブラン作の可能性のある作品ですから、貴族の中でも位の高い貴族だったのだと思います。

貴族達はフランス革命で命を落とす者がとても多く、生き延びた者はフランスを脱出していたか、もしくは運良く国内にとどまっていても生き延びた者もいました。かわいそうなルイ17世は悲劇の運命を辿りましたが、通常は貴族の子供達は殺さなかったそうです。

このミニアチュールに書かれた子供達が、フランス革命を生き延びていてくれたらいいな、、とついつい思ってしまいます。
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この顔の横幅は僅か7ミリですから、信じられないような細かな絵である事がわかって頂けると思います。
ヴィジェ=ルブランの絵はインターネットで検索すれば沢山出てきますから、是非、瞳や口もと、鼻、顎、唇、髪の毛など、見比べてみて下さい。
とても良くにている事がわかります。

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衣服部分。
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斜め横。
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両面ですから、もう片方には男の子が描かれています。
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顔拡大。
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衣服部分。
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斜め横。
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真横。
厚みのあるなめらかな曲線のガラスでカバーされています。このガラスのカバーを作るだけでも大変だった筈です。
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ガラスが厚みがある事がお分かり頂けますでしょうか?
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このように回転するように出来ています。
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べゼル裏です。
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極めて繊細なミニアチュールを描く時に、この可愛らしい動物、貂(てん)の毛、わずか一本を使っていた事もありました。
それにしても、てんは可愛いすぎますね。
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Portrait de la marquise de Pezay, n?e Caroline de Murat, et de la marquise de Roug? accompagn?e de ses deux enfants (Elisabeth Vig?e-Lebrun 1787).

これは可能性ですが、もしかしたらヴィジェ=ルブラン作のこの家族の絵画は、今回ご紹介しているミニアチュールにリンクがあるかもしれません。
当時、ヴィジェ=ルブランの顧客数自体は多くはなく、同じ顧客の家族を書き続ける事が多かったのです。
この絵画に描かれている子供二人は、このミニアチュールリングの子供達に良く似ています。二人の子供の名前はAdrienとAlexisです。

Adrien de Roug? : 1782 - 1838
Alexis Bonab?s de Roug? : 1778 - 1839

この時代の貴族の子供は髪をのばしていましたから、女の子に見えるかもしれませんが、男の子です。

もし、このリングが彼らを描いたものだとしたら、彼らはフランス革命を生き延びた事になります。そして、この貴族の家系をたどりましたが、彼らは今日まで血が続いています。

このような想像が出来るのがアンティークの素晴らしい魅力ですね。
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ヴィジェ=ルブラン自画像 1786年
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「Julie」  1792年
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画像が小さくてすみませんが、これはヴィジェ=ルブラン作のミニアチュールです。

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「ヴィジェ=ルブラン夫人とその娘」
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「マドモワゼル・ブロニヤール」
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1785年頃 両面細密画リング エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン Marie ?lisabeth-Louise Vig?e Le Brun 作?

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国 名
フランス
年 代
1785年頃
素 材
18k ミニアチュール
サイズ
3,2cm×2,3cm 12,2g
作 者
エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン Marie ?lisabeth-Louise Vig?e Le Brun?

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