古代ローマ　カメオ　リング　犬

華麗なデザインの金の指輪と珍しい犬のカメオ、この素晴らしい組み合せの、
全てオリジナルの指輪は古代ローマのリングの中でも飛び抜けて希少性が高い作品になります。

古代ローマ時代のカメオのモチーフは、メデューサ、ミネルバ、エロス等が一般的に多く、犬も存在しますが、
滅多に見かけるものではありません。

このカメオの犬のデザインの愛らしさは、現代でも全く色褪せる事なく、むしろ時を超えてより生き生きとしており、
古代人の素晴らしい表現力と感性を感じます。
犬は頭を後ろに向けて座った姿をしていますが、恐らくこれは主人に対しての忠誠心が表現されているのでしょう。

古代ローマのカメオは本来、彫りがざっくりした粗い物が多いですが、これは現存するカメオの中でも大変優れた出来映えです。犬の顔、耳、体、足や爪、尻尾など、是非細かな部分の美しさにも注目してみて下さいね。
このカメオの古代ローマの注文主や、彫刻師を想像するだけでも楽しい作品です。

この素晴らしい犬のカメオを囲む、丸いベゼルは細かな扇形の繊細な彫刻で囲まれており、シャンクは連続した三角形のモチーフで飾られ、大変美しいバランスです。このように華麗なベゼル、シャンクの指輪も古代ローマ時代では珍しく、現代でもなかなか見ることは出来ません。

古代ローマのカメオは当時とても高価だった為、インタリオに比べて元々の数が少なく、
さらに平面のインタリオと立体のカメオですから、立体のカメオは壊れやすい為、
現存する数もインタリオに比べるとカメオの方がずっと少なく、
カメオとインタリオの比率はだいたい1/25〜1/30になります。

そして、この犬のリングのように、オリジナルの金のリングとカメオがセットされた美しい保存状態で見つかることも、また例外的なのです、オリジナルの古代ローマのカメオリングであるだけでも珍しいのに、ここまで美しい作品ですからその珍しさ、素晴らしさを分かって頂けたら、、、と思っています。

保存状態も素晴らしく、着用には問題はありませんが
毎日気軽に着ける指輪ではなく、そっと楽しむ古代ローマの芸術作品です。

古代のリングなのでサイズ変更はしてはいけませんが、女性が身につけられるサイズです。
古代ローマ　紀元3世紀後半〜4世紀オニキス　ハイキャラットゴールド
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